こんにちは!小夏です。
今回は、私が実際に独学で日本語教育能力検定試験に一発合格した方法を書きたいと思います★
まず、当時の私の状況についてです。
・日本語教師養成講座420時間(6ヵ月間)を修了したばかりの状態。
・日本語を教えた経験なし。
・国語文法や音声学などの知識なし。
・勉強に専念する時間があった。
・2020年に受験。
試験直前9月までの6カ月間、養成講座を受講していたので、多少知識はあったと思います。しかし、私の体感的に養成講座で学んだ知識が試験に生かせたのは3~4割ほど…。あくまでも検定試験対策は自分でやらなくてはなりませんでした。
養成講座後というアドバンテージはありますが、約3カ月間の試験勉強で合格できたので、これから受験される方の参考になれば嬉しいです!
主な勉強ツール
日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド …通称『赤本』!!
過去問
試験勉強に必須のアイテムです!逆に言えば、私が購入したツールはこの2つのみです。
受験を考えている方は、必ずこの2つは用意しましょう。ちなみに私はどちらもメルカリで購入しました。
後に紹介しますが、その他の勉強ツールはネットを大活用していました♪
勉強期間・スケジュール
私の勉強期間およびスケジュールは、以下の通りです。
【 期間 】
約3カ月(※のんびり本を読んでいた期間も含むと、約7カ月)
【 スケジュール 】
4月…赤本購入。
4月~7月…時間があるときに赤本を読み、ノートにまとめる。
8月…試験勉強を本格的に開始!過去問購入。問題を解く。
9月…音声問題の対策を始める。
10月…ラストスパート!過去問を解きまくる!
10月下旬…試験本番
養成講座を受講し始めた4月頃からのんびり赤本を読み始めましたが、専門的&ハンパない量なので読んだだけでは、ほぼ頭には入っていませんでした。8月頃から本格的に試験対策に取り掛かり、ラストスパートの10月は受験生のようでした。笑
それぞれについて、もう少し詳しく書きたいと思います。
4月~7月……赤本購入。時間があるときに読み、ノートにまとめる。
まず、「試験にはどんな内容が出るのか?」を理解するために、ザッっと赤本に目を通しました。ポイントはあくまでも、「ザッと目を通す」ことです。専門的な語彙も多く、分野も幅広いので、最初から理解しようと読み込むのはおすすめしません。全体像を把握して試験内容の雰囲気を掴めたらいいと思います。
私は初めて赤本を見た時、本を開くどころか、その分厚さだけで諦めたくなりました。泣
ザッと目を通したら、好きな分野(章)ごとにノートにまとめました。これは私が書いて覚えるタイプであることと、ノートにまとめることが好きなのでやりましたが、この作業は特にしなくていいと思います。とても時間がかかりますし、このノートを見返すこともあまりしませんでした。どんどん問題を解いて、問題に慣れ、自分の弱点を明確にしていく方が試験勉強的には近道だと思います。
8月…試験勉強を本格的に開始!過去問購入。問題を解く。
この頃から、少しづつ問題を解くことを始めました。赤本の各章ごとの確認問題やネットに出ている問題(※後述します)、購入した過去問も少しずつやり始めました。私は一緒に試験合格を目指していた友達とも問題を出し合ったりして、一緒に勉強を進められたのでモチベーションを保てたと思います。教え合うのも勉強になるのでとてもオススメです!
まだまだ知識不足の頃。1つ1つの問題を確実に理解していくことが大切なので、
この頃はスピードより、知識を溜めるイメージでじっくり解いていきました!
9月…音声問題の対策を始める。
ここまでは音声問題の対策はあまりできていませんでした。養成講座で音声学が始まったことを機に、音声問題の対策を開始しました。最初は本当にチンプンカンプンで挫折しそうでしたが、赤本やYoutubeなどで基礎知識を付け、あとはひたすら練習問題や過去問に取り組みました。
10月…ラストスパート!過去問を解きまくる!
いよいよ10月!養成講座も9月に修了し、ここから全力モードです!10月は過去問をとにかく解きまくりました!!私は友人が持っていた過去問も借りたりして、合計過去6年分の過去問を各年2~3回解きました。最低でも過去3年分は出来ると傾向が掴めていいと思います!
この時大切なのは、時間を計って問題を解くことです。私ははじめて試験時間を計って過去問を解いた時、時間が全然足りないことにびっくりしました…。本番と同じスピード感で解く練習をした方がいいので、時間を計ってやることがおすすめです。この頃は机に向かっていない移動時間や家事中も、ながら学習をして常に勉強していました!ながら学習法も後述します。
10月は1日の学習時間が、6~7時間くらいでした!
10月下旬…試験本番
全力を出し切る!!
試験当日の持ち物やアドバイスについては、また別の記事に書きたいと思います☆
勉強法
これから勉強を始める方で、範囲が広すぎでどうやって始めたらいいか分からない…という方のために、おおまかな勉強の始め方を紹介したいと思います。
①赤本の目次を見て、興味が持てそうな部(章)から読んでみる。
(あくまでザッっと!ここに時間をかけない。)
②読んだ部(章)ごとの、確認問題を解く。
(当然出来なくてOKです!赤本を一度読みながらやるといいと思います。)
③赤本の確認問題が終わったら、過去問をじっくり解いてみる。
(最初は時間を計らず、1問解く➡解説を見る➡なぜその答えなのか充分に理解する➡次の問題を解く…というペースがいいと思います。)
④時間を計って過去問を解く。
(試験と同じ時間で問題を解く練習をしましょう。)
過去問に解説は付いていないのですが、解答の解説をしてくれている素晴らしいサイトがあるので後でご紹介します!
また、机に向かっていない移動時間や家事中にしていた「ながら学習法」も紹介します。
「ながら学習法」
・移動中…アプリ等で問題を解く、フラッシュカードアプリをやる、音声問題を解く
・家事中…youtubeの解説を聞く
・寝る前…アプリ等で問題を解く、フラッシュカードアプリをやる
その他オススメ勉強ツール
以下ご紹介するものは、私が沢山活用させていただいたおすすめツールです!
website
こちらのサイトは、各年の試験の解説をしてくださっています!私はこちらのサイトが無いと合格できなかったのではないか?と思うほど大変お世話になりました。なぜなら過去問には答えは記載されていますが、解説がないのです…!こちらのサイトでは過去問を解説してくださっているので、ぜひ参考にしてみてくだい。
②アルク:日本語教育能力検定試験 スピードチェック問題100
株式会社アルクのサイトです。一問一答形式で、サクサク勉強できるので移動中や隙間時間に最適でした。
YouTube
①【日本語教師になる】ももこ
YouTubeチャンネル:【日本語教師になる】ももこ – YouTube
家事中の聞き流しで大変お世話になりました!難しい外国語教授法や様々な理論・仮説系を分かりやすく解説してくださっています。
②こせんだ式日本語教室
YouTubeチャンネル:こせんだ式日本語教室〜Japanese Language Lesson by Kosenda 〜 – YouTube
私は、特に音声学の動画をよく拝見しました。おもしろく分かりやすく解説してくださっています!
アプリ
①Word Holic
単語帳アプリです。自作できるので、よく間違えてしまう問題や、覚えられない人物名等をこのアプリで繰り返し覚えていました。検索機能があったり、フォルダを分けられたり、ブックマークを付けられたり…とても使いやすかったです!電車移動中や寝る前は、ほぼこのアプリで勉強していました。勉強し始めではなく、後半の自分の苦手が分かってきたころに非常に大活躍したアプリです。
②日本語教育能力検定試験 例題集
時々使っていました。いろいろな問題に触れることは大切なので、よかったらご参考ください☆
仲間
これはツールではありませが、一緒に試験勉強を頑張る仲間がいるととても励みになります!教えあったり、問題を出し合ったり、情報交換したり、「みんな頑張ってるからやらなきゃ!」といういいプレッシャーにもなります。一緒に頑張る仲間を見つけられるといいですね☆
勉強にかかった費用
赤本(2,900円)+ 過去問3冊(3,820円)= 合計6,720円 でした!!
全てメルカリで安く購入できたので、少し費用は抑えられました。
ちなみに私の受けた2020年は受験料が10,800円でしたが、2023年度からは17,000円に値上がりしていますね…。涙 これはなかなか高額です。。
受験した感想
検定試験は本当に強い意気込みが無くては合格できないと思いました。専門的で範囲も広く、試験時間も長いので集中力も試されます。ですが、地道にひとつづつ着実に問題を理解して行けば、少しづつ分かる問題が増え、合格が近づきます!
この記事が、これから試験を受けようと思っている方にとって少しでも参考になったら嬉しいです!これから受験される方の合格を私も心から願っています!
では、また次の投稿で♪